2008年8月31日日曜日

老子・荘子

8月最後に紹介する本は"老子・荘子"です。

以前"孔子"の論語の本に出会ってから、老子や荘子の良い本に出合えたら良いなと思っていました。
哲学書は読むだけでわくわくします。



★本の帯から
理想の生き方を示した不朽の名著。
"無為自然の哲学"の真髄を百言百話の形式にて解説。

★どんな観点で読んだか
老子・荘子の人生の考え方とは?

★この本から得たもの
(老子・荘子の人生の考え方とは?)

無為自然

→ありのままに生きる!
→積極的な働きかけをしない!

真理

→地球は丸いが、その丸さに気づくのは高台に立ち水平線を見たとき!
→真理はいつも目の前にあるが、大きすぎてその存在に気づくことが難しい!
→見ようと思い見つける!聞こうと思い聞く!

主体性

→肩書きに囚われない!
→手に入れたと思わない!
→何もなくなった時の自分が本当の自分!

★コメント
千円札は拾うな。を読んだとき、"捨てること"を学びました。

そしてこの"老子・荘子"を読み、"得たと思わないこと"を学びました。

"人、モノ、お金、情報、etc..."が沢山ある今の世の中では何かを得ることが容易だと思います。
そして、"生きていくため"、"人間関係のため"などの理由を付けて、得ずにはいられない状況にいるとも思います。
気が付かないうちに"人、モノ、お金、情報、etc..."が在っての自分になっていると思います。
しかし"人、モノ、お金、情報、etc..."は変化しやすいです。
そして変化させるのは難しいです。
自分が得たと思ったものなのに、自分でコントロールすることができないのです。

本当の自分を見つける方法の一つとして、"得たと思わないこと"は重要だと思います。

得たと思わなければ、自然とそれらへの介入が無くなる。
得たと思わなければ、それらを失うリスクが無くなる。
得たと思わなければ、それらの理解に苦しむ必要が無くなる。

2008年8月21日木曜日

EQリーダーシップ

今回で60冊目の本の紹介です。
これからもコツコツと積み重ねていければいいなと思います。

本の紹介の前に少しだけ今後のことを記したいと思います。
ブログで通し他のブロガーさんとの繋がりが出来たので来月は、
ブロガーさんが紹介している本を中心に本の紹介をしていきたいと思います。
また"20代から始める読書"へ訪問して下さっている皆さんからもオススメの本を紹介していただければそちらも参考にさせていただきます。
お願いします!

メールアドレスを張っておきます。
active.communication.69@gmail.com

今のところ、hiroさん具太郎さんが共に紹介している"最後の授業"を読んでみようと思っています!

それでは今回の本の紹介をします。

仕事場での上司とのやり取りの中で、"リーダーシップとは何か?"、"良いリーダーとはどのような存在か?"、"リーダーの下で善く働くためにはどのように考え動けば良いのか?"といったことをよく考えます。
この本からこれらの答えが少しでも見えればと思い、手に取りました。



★Amazon.co.jpより
社会で成功するために重要なのは、IQではなくEQ(こころの知能指数)だ――
IQ神話を覆した大ベストセラー『EQ~こころの知能指数』の著者、ダニエル・ゴールマン博士が、こんどはビジネスで成功するために最も重要な要素、リーダーシップの本質を解き明かした最新作の登場です。
アメリカでは今年3月に刊行され、USAtodayなど各メディアの絶賛を浴び、たちまちベストセラーリスト入りした話題作です。
本書は3部構成。
まず、第1部「六つのリーダーシップ・スタイル」で、ゴールマン博士は、同僚よりもはるかに高い業績をあげるスター社員3800人を徹底調査し、彼らの共通項を探っていきます。
その結果、彼らが6通りの「EQリーダーシップ・スタイル」を状況に応じて使い分けていることが判明。
それは――

◆ビジョン型――共通の夢に向かって人々を動かす
◆コーチ型――個々人の希望を組織の目標に結びつける
◆関係重視型――人々を互いに結びつけてハーモニーを作る
◆民主型――提案を歓迎し、参加を通じてコミットメントを得る
◆ペースセッター型――難度が高く、やりがいのある目標の達成をめざす
◆強制型――緊急時に明確な方向性を示すことで恐怖を鎮める

★どんな観点で読んだか
"EQ"とはこころの知能指数。
こころの知能指数を用いたリーダーシップとは何か??

★EQリーダーシップとは??
Amazon.co.jpの紹介文にある6つのリーダーシップの型を使い分け、人に熱を伝えるリーダーシップのこと。
相手の立場や心情にたったリーダーシップのこと。

★この本から得たもの
熱を伝える

→自分から率先して動く!
→先に進み背中を見せても、心は向き合う!

相手はモノではない

→むやみに抑圧しない!
→だからといっていい返事ばかりもしない!
→フィードバックを出来る環境を作り、与える!
→臨機応変に対応する!

自己認識を怠らない

→自分には素直に!
→嘘をつく人にはだれもついてこない!
→自分の限界を知り、それを破る!
→自分の長所を活かし、貢献する!

★コメント
リーダーシップとは熱を伝えることです。
でも、"熱"ではまだまだ具体的ではありません。
本書に"笑いは能率を向上させる"ということが書かれています。
"熱"は"笑い"、"笑顔"と言い換えてもいいと思います。
"笑顔"を絶やさない人、人を"笑顔"にする人。
こんな人がリーダーなら良いなと思います。
ここで一つ思ったことがあります。
人に"笑顔"を伝えるのは、なにもリーダーに限ったことではないと。
家族、友人、同僚、コンビニの店員さんなどなど。
"リーダー=笑顔を導いてくれる人"は周りに沢山いるんだなと気づきました。
さらに、これは自分自身にも言えるなとも思いました。
強い自分、弱い自分、頑張る自分、怠ける自分。。
そして、少しつらいことがあっても、"大丈夫さ!"と笑顔で自分を励ましてくれる自分もきっといるはずです。
周りの人たちを笑顔にするためにも、"自分の中のリーダー"の声に耳を澄まし、いつも笑顔でいたいと思います。

2008年8月17日日曜日

自助論

”人に頼ってばかりではいけないな”
”自分で出来ることはないだろうか?”
”自助努力をもっとしよう!”
と思う機会がたびたびあります。
そんな時に出会ったのがこの本です。

タイトル:自助論
著者:S・スマイルズ
訳:竹内 均
出版社:三笠書房

amazon.co.jpから情報を上手く見つけることが出来なかったので目次から本書を紹介します。

★目次より
一章:自助の精神 -人生は”自分の手”でしか開けない!
二章:忍耐 -努力が苦でなくなる法
三章:好機は二度ない -人生の転機を生かす力
四章:仕事 -向上意欲の前にカベはない!
五章:意思と活力 -自分の使命に燃えて生きる!
六章:時間の知恵 -「実務能力」のない人に成功はない
七章:金の知恵 -楽をするためには汗をかけ!
八章:自己修養 -頭脳と心・体の効率のよい鍛えかた
九章:すばらしい出会い -人生の師・人生の友・人生の書
十章:信頼される人 -人格は一生通用する最高の宝だ!

本書は過去の偉人達の業績から”自助”とは何かを紐解いています。

★どんな観点で読んだか
自分を助けると書いて”自助”
”自助”とは具体的にどのようなことなのか??

★"自助"とは??
自助とは

”与えられた仕事、するべき仕事に熱心に取り組むこと”
”いつでもすべきことについて考えること”
”誠実な人格を作ること”

これらを

”継続すること”

であることがわかりました。

”当たり前を当たり前にこなす習慣を作る”

と言い換えても良いかもしれません。

★この本から得たもの
やはり、習慣こそ才能

→常に、努力!努力!努力!
→仕事に没入する!

誠実な人格が自分を助ける

→嘘はつかない!
→良い面を意識して見つけよう!
→誰も見ていなくても、自分が自分を見ている!

★コメント
自助のために自分自身でできること。
”当たり前を当たり前にこなす習慣を作る”
毎日の努力の積み重ねの上に、自分自身の足でしっかり立てる自分が出来上がることを再認識しました。
そして、誠実な精神。
心のフィルターが曇っていると、行動にも影響が出て、きっとそれは人に不信感を与えてしまうのでしょう。
人から受け取る、気持ち、言葉、行動にも同じような影響が出てしまう気がします。
そして、なにより自分自身を信じることが出来なくなってしまうのが悲しいですね。

”嘘はつかない”

ここから”自助”を始めてみようと思います。

2008年8月16日土曜日

デュボワ思考法

本の帯に書かれていた
”本当の自分を見つける一番シンプルな考え方”
という言葉に興味を持って購入した一冊です。

デュボワ思考法
ダイヤモンド社
発売日:2008-08-01


★Amazon.co.jpより
自分を知り、覚醒させ、可能性を広げる驚異のキャリアデザイン・メソッドを1冊の本にまとめました。
フィジカル・エクササイズ、テーマ別ディスカッション、そして独自の音楽エクササイズ等によって、構成される注目の手法です。

★どんな観点で読んだか
”デュボワ思考法”ってどんな思考法??
本当の自分を見つける一番シンプルな考え方とは??

★”デュボワ思考法”とは??
1.イメージでなく”真実”を見ること
2.自分の姿をきちんと見据えること
3.自分が置かれている状況っを客観的に理解すること
4.理解した内容に基づいて、適切な行動を取ること

以上の4つが”デュボワ思考法”の基本です。

自分の評価軸で自分の人生を評価する方法です。

★この本から得たもの
”型”、”常識”、”みんな”は幻想ということ。
裏づけのないものに惑わされる必要はないということ。

→本質を見抜く力が必要!
→特に、自分自身の本質を知ること!
→クリティカル・シンキング!

心と体が一番リラックスできる環境、状況を知ること。

→”これは好き”、”これは嫌い”自分の素直な感情を知ろう!
→朝起きてスッキリできる睡眠時間を知ろう!
→適度にストレッチを行おう!

過去をよく見つめるということ。

→現在の自分は過去の自分の選択の結果であることを自覚しよう!
→”なんとなく”で行動することを減らそう!

★コメント
良い意味で”全て自分が選択している、行っている”という自覚が大切なんだということが分かりました。
環境、状況、常識、みんな、に捕らわれていると、いざというときに、ついついそれらに責任を擦り付けてしまいたくなります。
そして、自分自身とまわりに対して間違った理解と感情をもつことになってしまうんだなぁと思いました。
自分の発言、行動、思考に責任を持つことが、自分を知る一番の近道なんですね。

2008年8月15日金曜日

引き寄せの法則の本質

更新が滞ってしまいました;
気を引き締めなくては。。

タイトル:引き寄せの法則の本質 自由と幸福を求めるエブライハムの源流
著者:エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス
訳:菅 靖彦
出版社:ソフトバンククリエイティブ株式会社



★Amazon.co.jpより
本書には、意図的創造を正しく行うための方法がバッチリ書いてあります。
これで結果がまったく違ってくるはずです。
全般的に内容が濃く、まさに本質をついた議論のオンパレード。
『エイブラハムとの対話』以上に刺激的な内容です。
「引き寄せの法則」の実践力を上げたい人、「引き寄せの法則」に関する深い知識を得たい人、そして「引き寄せの法則」に興味を持つすべての読者にお勧めします。
冒頭部に掲げた、エイブラハムの教えのエッセンスも見所です。

★コメント
引き寄せの法則の実践編です。
思考・想像は行動より優先されます。
行動を通してなにを感じたいか、どうなりたいかを想像します。
強い意志は行動を変えます。
そして自分を変えます。

強くイメージすることを習慣にしよう!

2008年8月6日水曜日

リーダーの易経

タイトル:リーダーの易経 時の変化の道理を学ぶ
著者:竹村 亞希子
出版社:PHP研究所


★Amazon.co.jpより
易というと、占いのイメージが強いかもしれません。
しかしもともと易経は、四書五経の筆頭、古代中国の君主が学んだ「帝王学」の書でした。
一国を率いるリーダーは、時の本流を洞察し、兆しを察する直観力が不可欠です。
洞察力、直観力を身につけるのは難しいことですが、それをあえて「易しい」ものにしようと研究されてきたのが易経なのです。
本書は、経営者や管理職に易経に基づくアドバイスをしてきた著者が、リーダー論としての易経を平易に紹介したものです。
中心は乾為天と呼ばれる龍の話。
地に潜んでいた龍が力をつけ、大空へ翔けのぼり、やがて降り龍となるという龍の成長過程に、リーダーとしての「時の変化の道理」を学ぶというものです。
さらに「時」「処」「位」の各章では、組織におけるリーダーのあり方、また組織の保ち方を具体的に説いていきます。
変化が激しく混迷を極める現代、本書はあらゆる立場のリーダーのたしかな道標になるはずです。

★コメント
本書はリーダー論として書かれていますが、
どんな立場の人が読んでも良いと思います。
四季の変化と同じように、人生も春、夏、秋、冬と巡ります。
それは自然の摂理です。
抗うことはないのです。
そして、それぞれの時期にすべきことがあります。
"今が私の人生の冬の時期だ"という言葉を聞きますが、
"冬の時期"はつらく厳しいだけではなく"蓄える時期"でもあることが分かりました。
大きな流れの中で、今の自分の立場を見極めます。
そうすれば、次が春なのか、秋なのか、自然とその先の"兆し"が見えます。

自分の立場を見極め、すべきことをしよう!

2008年8月3日日曜日

人づきあいのレッスン

タイトル:人づきあいのレッスン 自分と相手を受け入れる方法
著者:和田裕美
出版社:ダイヤモンド社



★Amazon.co.jpより
言葉と行動のレッスン編

1章 コミュニケーションがうまくいく言葉の使い方
「ありがとう」で返事をする
「うそー?」より「ほんとう?」と答える人になろう
「照れくさい」ことをふと気づいたように言ってみる
人間関係がうまくいかない原因の90%は「話をしていない」こと
苦手な人にはあだ名をつけて楽しむ
相手に「変わってほしい」ときの伝え方
カチンときたら「ちょっとトイレ」

2章 好かれる空気のつくり方
一瞬で「むっ」とした空気になってしまったら?
最初の5秒間、笑いかけてみよう
「幸せな空気」を出すときの失敗を防ぐ
嫌われているかも……と思ったら「鈍感スイッチ」を入れる
空気が読めない人には、あえて空気を破ってあげる

3章 人に好かれる行動の秘訣
反応があれば、人はとてもうれしい
誰かを褒めるときは2回に分けて
褒めても逆効果な人は「目」がいかんのです
相手より早く動く
相手があなたに優しくなる断り方
わがままを言うときは身体を微妙に揺らす
器の大きい人になるために相手を立てよう

心の持ち方のレッスン編

4章 苦手な人を受け入れる方法
嫌いな人がいてくれたから、好きな人がいる
「好かれること」と「媚びること」は違う
好き好きブーメラン
苦手な人から好かれるのに、好きな人には好かれない?
今の自分を受け入れる
表面上のつきあいから抜け出す方法
好かれる人には「興味を持つ能力」がある

5章 もっとお互いにわかり合う
長く一緒にいる人でもわかったつもりになってはいけない
いろいろ違うから学べて成長できる
初対面の人の「想像印象」を裏切ってみる
相手の態度に期待しないで
ネガな同僚からマイナス思考をうつされない予防法
「嫉妬」で人はつぶれてい

★コメント
笑顔、ポジティブ、ありがとう
この三点セットが人付き合いにとって大切であること、幸せに生きるために必要ということを改めて感じました。

・笑顔
ムスっとした顔より、笑顔
相手が笑っているとこちらも笑顔になる

・ポジティブ
前向きに考える
意味とは後付だから、自分で良い様に変えることができる
嫌なことも楽しくなるように工夫する
「あれはダメ、これもダメ」より「あれはイイネ!これもイイネ!」と伝えられるように相手を良く見よう
先入観を捨てよう

・ありがとう
「ごめんなさい」より「ありがとう」を伝えよう
「心配してる」より「応援してる」を伝えよう

沢山の人と会うならば、出来るだけ多くの人と友好な関係を気づきたいです。

ちょっとしたことに気づき、「ありがとう」を伝えよう!

なぜあのリーダーに人はついていくのか

タイトル:なせあのリーダーに人はついていくのか
著者:中谷彰宏
出版社:ダイヤモンド社



★Amazon.co.jpより
何もやっていないように見えて、部下に慕われるリーダーは凡人管理職とどこが違うのか。
その哲学と具体的な行動様式を分析し、慕われる優れたリーダーの条件をわかりやすく著者が紹介します。

★コメント
本書の冒頭に書かれていることですが、マネージャーとリーダーは違うようです。
この違いを私なりに解釈すると。。。

マネージャー:お母さん
リーダー:お父さん

です。

マネージャーは、進捗状況や具体的な指示などを出します。
これは、お母さんが「テスト勉強してるの?」 「ハンカチとティッシュもって行きなさい!」というのに似ているなと感じました。
一方、リーダーは、グループから離れたところにいたり、自分からよく動きます。
これは、お父さんが「ちょっと家族から孤立している」 「仕事熱心」である姿に似ているなと感じました。
そして、リーダー(お父さん)は背中で語ります。

Amazon.co.jpの紹介文にもあるように、リーダーとは"何もやっていないように見えて"いますが、目には見えない"熱"を伝えてくれる存在であることが、この一冊を読んで理解することができました。

自分の行動で周りに"熱"を伝えよう!

大人のマナー

タイトル:大人のマナー
著者:中谷彰宏
出版社:ダイヤモンド社



★Amazon.co.jpより
普通のマナー本では語られなかった中谷彰宏流「現場で役立つマナー本」。
新入社員~入社3年目のビジネスパーソンがコアターゲットですが、30代―40代ののビジネスパーソンもンにも「なるほど」とうなづく内容です。

★コメント
マナーを辞書で調べると"礼儀作法"と出てきました。
同じく辞書で調べたのですが"作法"は"物の作り方"つまり"型"のことですね。
そして"礼儀"は次のようです。

1 人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。「―にかなう」「―正しい人」「親しき中にも―あり」「―作法」
2 謝礼。報謝。
(Yahoo!辞書より)

つまり、マナーってコミュニケーションの潤滑油なんですね。
そう思うとマナーも継続的に意識して守っていく必要がありそうです。
常に人間関係の歯車をスムーズにまわすためにも、定期的に潤滑油を注すことが大切ですね。

「大人のマナー」は、普段何気なく過ごしていたら気がつかないような潤滑油(マナー)について具体的に書かれている、とても役に立つ本です。

具体的なマナーを知って、習慣化しよう!