タイトル:リーダーの易経 時の変化の道理を学ぶ
著者:竹村 亞希子
出版社:PHP研究所
★Amazon.co.jpより
易というと、占いのイメージが強いかもしれません。
しかしもともと易経は、四書五経の筆頭、古代中国の君主が学んだ「帝王学」の書でした。
一国を率いるリーダーは、時の本流を洞察し、兆しを察する直観力が不可欠です。
洞察力、直観力を身につけるのは難しいことですが、それをあえて「易しい」ものにしようと研究されてきたのが易経なのです。
本書は、経営者や管理職に易経に基づくアドバイスをしてきた著者が、リーダー論としての易経を平易に紹介したものです。
中心は乾為天と呼ばれる龍の話。
地に潜んでいた龍が力をつけ、大空へ翔けのぼり、やがて降り龍となるという龍の成長過程に、リーダーとしての「時の変化の道理」を学ぶというものです。
さらに「時」「処」「位」の各章では、組織におけるリーダーのあり方、また組織の保ち方を具体的に説いていきます。
変化が激しく混迷を極める現代、本書はあらゆる立場のリーダーのたしかな道標になるはずです。
★コメント
本書はリーダー論として書かれていますが、
どんな立場の人が読んでも良いと思います。
四季の変化と同じように、人生も春、夏、秋、冬と巡ります。
それは自然の摂理です。
抗うことはないのです。
そして、それぞれの時期にすべきことがあります。
"今が私の人生の冬の時期だ"という言葉を聞きますが、
"冬の時期"はつらく厳しいだけではなく"蓄える時期"でもあることが分かりました。
大きな流れの中で、今の自分の立場を見極めます。
そうすれば、次が春なのか、秋なのか、自然とその先の"兆し"が見えます。
自分の立場を見極め、すべきことをしよう!
2008年8月6日水曜日
リーダーの易経
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
EIGOさん、こんばんは。
リーダーの易経とてもいい本ですよね!
私も読書仲間の方の紹介で読みました。
時折、時折によって今、私はどの状態なのかと見つめなおすのにもってこいの本ですよね!私も何回も読み直そうと思います。
To:hiroさん
hiroさん、コメントありがとうございます!
自分自身をモニタリングするための方法を知っておくのは、人生をより豊かにするためにはとても大切なことだと思います。
何度も読み返したくなる本とこれからも出合いたいですね。
コメントを投稿