2008年4月23日水曜日

定量分析実践講座

タイトル:ケースで学ぶ意思決定の手法
著者:福澤英弘
出版社:ファーストプレス



★コメント
 目標を設定するときに、テキストを~ページまで進めるとか、売り上げを~%アップさせるという表現をよく用いると思う。このような値は、目標となる数値と現在の数値との計算によって求めることが出来る。
 本書でも、意思決定(数ある中からどれかを選ぶ)のためにROI(投資収益率)や限界効率など(共に経済用語)をから目的達成のための数値を求めている。
 数学、算数と聞いただけで、頭が痛くなってしまう人もいると思う。そんな人でも次の式(考え方)を覚えているだけでも、感情に流される意思決定から、論理的な意思決定にシフトできると思う。
(あなたが求める値)/(あなたがそれに対して支払う値)
 分子の(あなたが求める値)というのはテストの点でも収入でも構わない。あなたが求めるものを数値化したものである。また、分母の(あなたがそれに対して支払う値)というのは時間やお金などのことである。求めるモノ・サービス・人脈などに支払うものを数値化したものである。単純に支払い(分母)が少なく、得るもの(分子)が大きければ良い結果であると考えられる。
 この簡単な計算があなたの世界を変えるきっかけになってくれれば嬉しい。

★この本も
・経済学も簡単にお勉強・・・アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書
・ゲーム理論でさらに論理的な意思決定を・・・ゲーム理論トレーニング あなたの頭を「勝負頭脳」に切り換える

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